旅のうまいもの(出雲そば)
昨年12月に松江に行ってきました。ちょうど解禁時期で、美味しんぼ109巻にも登場した料亭「いと賀」さんで、松葉ガニをいただきました。
また、「玉鋼」など地酒もとてもおいしく堪能しました。
ところで、この辺のおいしくて当たり前のものは置いておいて・・・
今日のテーマは「出雲そば」です。
島根で蕎麦って意外な感じもしますが、名物とのこと。まず、到着日のお昼に駅ビルの蕎麦屋さんで3段の割り子そば(容器に入ったそばにツユを直接かけて食べる方式)を。
その後、夜食にも、朝食バイキングにも「出雲そば」があり、続けていただきました。
にもかかわらず、またしても、お昼に小泉八雲記念館(http://www.hearn-museum-matsue.jp/index.html )近くの「八雲庵」(http://www.yakumoan.jp/)さんで、鴨南蛮と割り子一枚のセットをいただきました。
蕎麦の実を皮ごと石臼で挽くため、蕎麦の色は濃く黒く、香りが強いお蕎麦で、のど越しを楽しむより噛んで味わう感じです。メインは割り子か釜揚げのようですが、鴨南蛮も甘辛いツユに鴨の脂の香りが乗ってとてもおいしかったです。
なぜ出雲で蕎麦が広まったかというと。土地に合っていたのはもちろんでしょうが、松江藩初代藩主の松平直政が信濃国松本藩から国替えとなった際、信濃からそば職人を連れてきたことで蕎麦食が定着したとの説もあるとのこと。
神話の時代からの出雲と信濃の深い縁がこんなところにも現れているのでしょうか・・・
実は、この鴨南蛮を食べる直前に驚きの出会いがあったんですが、それはまた改めて。